ストーリー
ラ・ホーヤ農園は、ナリーニョ県チャチャグイ市周辺の標高2,100mに位置しています。チャチャグイはナリーニョの空港から程近く、山岳地帯ながらアクセスの良い地域で、周辺にはアンデスの山並みが広がり、起伏の激しい地形と冷涼な気候が特徴です。 火山由来の有機物を豊富に含む土壌と、年間を通して12〜22℃ほどで推移する山岳性気候に恵まれ、コーヒーチェリーはゆっくりと成熟します。7〜8月は比較的乾燥しますが、それ以外の時期には十分な降雨があります。
主な収穫期は8〜10月ですが、12〜3月には「ミタカ」と呼ばれる小規模な中間収穫も行われます。これはナリーニョ県内でもあまり見られない収穫サイクルで、他産地より高標高で栽培されることにより、コーヒーチェリーの成熟がゆっくり進むことに由来しています。
ラ・ホーヤ農園を営むジェルミ・ペドラサさんは、農業エンジニアとして働いた経験を持つ生産者さんです。もともとはボゴタで農業機材の技術者として働いていましたが、体調を崩したことをきっかけに、約15年前にナリーニョへ移住しコーヒー栽培を始めました。現在の農園は6年前に取得した土地で、今後さらに拡大していく構想を持っています。農園ではカツーラ、カスティージョ、ゲイシャ、ブルボン、シドラ、ティピカなど多様な品種を栽培しており、多くをナチュラルプロセスで精製しています。シェードツリーはほとんど設けていませんが、農園を訪れた際にはキツツキを含む15種類ほどの鳥が確認することができ、自然環境との共存を意識した農業が行われていました。農園運営はジェルミさんに加えて3名のフルタイムスタッフと、収穫期には約30名のピッカーを雇用しながら行われています。環境と調和した精製方法や近代的な生産システムを取り入れ、ナリーニョらしい風味を引き出すコーヒーづくりに取り組み、また味わいを守り続けています。
プロセスについて
収穫から発酵、乾燥までを農園内で丁寧に管理しています。
1. 収穫 : 果実の糖度が最大になったタイミングを見極め、最適な熟度で手摘み収穫
2. 選別: 収穫当日にチェリーを洗浄し、水中での浮力選別によって低品質の豆を除去
3. 発酵 :気密性の高いプラスチックタンクにコーヒーチェリーごと投入し、96時間発酵
4. 乾燥: 遮光ネット下の乾燥棚で15日間天日乾燥した後、35℃の低温に設定した機械乾燥機で72時間乾燥
このように天日乾燥と機械乾燥を組み合わせることで、クリーンさと安定した品質を両立しています。
(インポーター資料参考)